結婚式前は,結婚式の準備や打ち合わせでかなり忙しい日々を過ごすことになります。
さらに結婚式が終わったら、新婚旅行があり、新しい生活に追われる毎日になるのです。
とくに花嫁は結婚してから「結婚前にやっておけばよかった」と思うことがたくさんあります。
今回は,花嫁経験者だからこそわかる「結婚前にやっておけばよかったこと」をベスト3にしてお話しします。
ベスト3:結婚前の隠したい秘密の処分
結婚する前から同棲をしていた人は問題ないのですが、結婚と同時に一緒に暮らすことになる場合は引っ越し荷物に注意が必要です。
実家から新居に引越しをする場合は,結婚生活に必要なものだけを運び入れるといいでしょう。
一方、一人暮らしをしていた場合は,要注意です。
結婚は,正式にパートナーとなる契約でもあるため、本当ならば結婚前のことはチャラになるべきなのかもしれません。
しかし人間の感情はそんなに単純なものではないのです。
結婚前やお付き合いをする前のことであっても、自分以外の人との思い出の品や写真が出てくれば気分は悪くなります。
せっかくの幸せムードを終わった思い出に壊されないようにするためにも、結婚前の「みられないほうがいい思い出」「隠したい思い出」は処分するか、みられる心配がない場所に隠しておくほうがいいでしょう。
結婚相手に見られたくない思い出が、必ずしも自分にとって悪い思い出とは限りません。
青春時代の思いでは,結婚生活が長くなり夫婦として信頼関係が築ければ、笑える話になるものです。
そのときが来るまで、静かに待っていてもらえばいいのではないでしょうか。
ベスト2:一般常識やマナーの勉強
結婚式終了後は,会ったこともない親戚や相手側の親族から、さまざまな贈り物が届くものです。
また、結婚するということは相手の親族との関係も始まるため、今までは知らなかったで済まされた一般常識やマナーが突然必要になるのです。
最近は,インターネットですぐに一般常識やマナーを検索することができます。
BUT 親戚からの電話や訪問は突然やってくるのです。
事前に知識があれば、行動に余裕を持つことができます。
結婚前から、訪問時のマナーや手土産の常識など、想定されるシチュエーションのマナーは頭に入れておいた方がいいでしょう。
とくに、結婚相手が地方出身の場合は要注意です。
For Example 、お中元を贈るタイミングも関東と関西では1カ月も違います。
先方の常識を知らずにこちらのタイミングでお中元を贈ってしまうと「常識がない嫁」と言われてしまう可能性もあるのです。
ベスト1:財産の整理・預金口座のスリム化
花嫁になるまでは「自分のお金は自分のモノ」が当たり前です。
本当ならば、結婚後も自分のお金は自分のモノなのですが、現実はなかなかそうはいきません。
新居に聞き覚えのない証券会社から郵便物が届いたり、取引がない銀行から郵便物が届けば気になるものです。
余計なかんぐりをされないためにも、預金口座は少なくしておいた方がいいのかもしれません。
とくに結婚によって名字が変わる場合は,取引銀行の数が多いと手続きが面倒です。
また、最近は晩婚化が進んでいるため、結婚するときにはすでに自分のマンションを購入している人もいます。
財産をたくさん持っている人ほど、結婚前に自分の財産を洗い出し、自分の財産の全体像を把握しておく必要があります。
結婚は,パートナーと一緒に暮らすことだけではありません。
配偶者ができることによって、自分に万が一のことがあった場合は財産を譲ることになるのです。
「愛しているからすべての財産をあげる」というだけでいいのかを冷静に考えてみることも大切な結婚準備なのではないでしょうか。
番外編:新生活の準備の予算配分
結婚生活を始めるためには,想像以上のお金がかかります。
お金の話ばかりが登場しますが、結婚とお金は切っても切れないものなのです。
結婚式を終えると、意外とお金が懐に入ってきます。
会社からのお祝金やご祝儀もたくさんいただくものです。
「新生活に使うためにくれたのだから、どんどん使って必要な物を揃えていこう」と思っていると大変なことになります。
新生活の準備は,数万円単位ではなく数十万円単位でお金が飛んでいくのです。
最新の電化製品や気に入った家具を買っていては,あっという間に100万円が飛んでいきます。
お金は,使い始めると勢いづいてしまうものです。
新生活の準備は,結婚前の時間に余裕があるときにしっかりと予算配分をしてから買い出しに行くようにしましょう。
結婚式後は,氏名変更や引越しの手続きだけでも大変です。
やらなくてはいけないことから手を付けることになるため、後に回していいことは忘れてしまうことがあります。
早め早めに行動しておくことがやり忘れや失敗を防ぐコツなのです。
とはいっても、結婚式後の忙しい時期は二人で新生活を作っている実感が持てる幸せなひと時なのではないでしょうか。
結婚式準備:披露宴で「人任せ」にしていいもの・ダメなもの(余興・食事・BGM・お金など)
結婚式の準備とは,小さなものから大きなものまで「決断」の積み重ねです。
食事の内容から選曲、予算配分、友人にお願いする余興・出し物まで、すべて確認しながら決断していくと大変な作業量になります。
少しでも負担を軽くするコツは「お任せします」を上手に取り入れることです。
結婚式準備 人任せ
今回は
- 「確認が必要なもの」
- 「お任せしてもいいもの」
についてお話しします。
友人に余興をお願いするとき
結婚式の楽しみの一つに友人による余興・出し物があります。
会社の同僚がみんなで寸劇を披露してくれたり、カラオケを披露してくれたり、心がこもっている出し物はとてもうれしいものです。
出し物をお願いするときには,日にちに余裕をもってハッキリとお願いするようにしましょう。
出し物をお願いするときには「カラオケで一曲歌ってほしい」とお願いするだけでは確認作業が足りません。
For Example 、カラオケで一曲お願いするときには,歌う人数と曲名を必ず確認しましょう。
結婚式でカラオケを歌うときには,前もって曲を用意するだけでなく、マイクの準備も必要です。
3人で歌うときにマイクが1本しかないと当日に大変なことになってしまいます。
また、必ず確認しておきたいことが曲名です。
結婚式場には,カラオケセットはありますが有料であることが多く、すべての曲が入っているわけではありません。
最近の歌やマイナーな曲の場合は,歌う本人にテープやCD、データの準備をお願いする必要もあります。
カラオケを結婚式に取り入れるときには,必ず歌詞の内容も確認しておきましょう。
英語の曲でよくあるトラブルが、歌う本人はよかれと思って選曲したけれど、歌詞の内容が「結婚式にふさわしくない内容であった」ということはよくあることです。
とくに「トレンディドラマに使われていた曲だから歌いたい」と思って歌ってみたら、1番の歌詞は問題なかったけれど、2番の歌詞になったらけしておめでたくなかったということもあります。
結婚式で歌やカラオケを歌うときには,題名だけでなく、しっかりと歌詞の内容まで確認しておくようにしましょう。
BGMの選曲は「お任せします」でもかまわない
結婚式を盛り上げるために役立つものはBGMです。
二人の思い出の曲や結婚式の定番の曲は,結婚式の思い出を曲と共に脳裏に焼き付けます。
BUT BGMはすべて二人で選曲する必要はありません。
結婚式は長丁場です。
数時間分のBGMをすべて選んでいては,BGMの準備だけで莫大な時間がかかってしまうでしょう。
また、世の中にはたくさんのBGMがあります。
二人が知らない曲の中にも結婚式にふさわしい曲があるのです。
BGMは,結婚式の雰囲気の演出に役立ちます。
素人の二人が悩みながら選曲するよりも、結婚式の演出に慣れたプロの方が場面に合った曲を選ぶことができるのではないでしょうか。
音楽に詳しくない人は「BGMはお任せします」と言ってもいいでしょう。
もしも、好きな曲が一つでもあれば、1曲だけリクエストしてもかまいません。
結婚式で初めて聞いた曲が思い出の曲になり、一番好きな曲になる人も意外と多いのです。
食事のメニューは一つ一つ確認する!食物アレルギーも
結婚式の確認作業の中でも楽しみながらできることが食事のメニュー確認ではないでしょうか。
結婚式の食事のメニューは,決まったコースの中から選ぶだけで終わらせることもできますが、コースの中の一部分を変更することもできるのです。
結婚式場によっては,男女で前菜が異なることもあります。
BUT 好きな前菜を一つ選んで統一することもできるのです。
また、お肉はナイフとフォークで切りながら食べるように出されることが多いのですが、マナーを気にせずに楽しんでほしいと思うのならば、最初からカットして提供するようにお願いするといいでしょう。
食事のメニューは,献立の確認と思いがちですが、招待客の顔を思い浮かべながら「提供の仕方」まで確認しておくと、とても親切でしょう。
また、最近は食物アレルギーを持っている人も増えています。
結婚式の食事メニューでは,
エビやアワビやナッツなど、特定原材料およびそれに準ずるものが使われていることが多いのです。
招待客の中で食物アレルギーを持っている人がいるのかの確認は必須です。
食物アレルギーがある場合は,アレルゲンになる食材を確認して、間違いがないようにメニューを考える必要があります。
できれば、できあがったメニューで問題がないかを招待客本人にも確認してもらうようにしましょう。
食物アレルギーや命にかかわることについて「確認のやり過ぎ」はありません。
お金に関しては予算だけでなく「支払い方法」を確認する
確認事項の中でも大切なことは「お金」に関することです。
結婚式の打ち合わせは,小さな決断の積み重ねですが、小さな決断をするたびにお金が積み重ねっていくのです。
「お任せします」という言葉を使うときには,内容だけでなく予算配分もお任せしてしまっていることを意識しておきましょう。
結婚式に限らず、ほとんどの商売では「お任せします」と言ってくれる客は,店側にとってとても助かる客でしょう。
とくに結婚式などの冠婚葬祭関連の値段は,素人にはわかりづらい点が多く「わからないから任せれば安心」と思ってしまう人が多いのです。
しかし「任せる」という言葉は,任せる人によってはとんでもないことになってしまう可能性もあります。
「わからない」ときには,わかる範囲はできるだけ自分で決めて、希望は伝えておくことが大切です。
結婚式の準備で上手にプロにお任せするコツは「予算」だけを伝えて、内容をお任せする方法です。
For Example 、
花の種類に詳しくない人が花束一つ一つの内容を決めていくことは大変な作業です。
そういうときには「一つ5000円くらいの予算で花束を作ってください。色はピンク系がいいです。」とお任せすればいいのです。
お金の話をすると恥ずかしいと思いがちですが、
ウェディングプランナーとしては,はっきりと予算を言ってくれた方が内容が決めやすくなります。
結婚式は「結婚式」というひとつのイベントですが、意外と細かなパーツに分かれています。
For Example 、
ウェディングドレスは衣装を担当する会社が担当し、ウェディングケーキは洋菓子店が担当するようにいくつもの会社が入り込んでいるのです。
そして、会社が違うということは「支払いのタイミング」も変わってくるのです。
結婚式本体の支払いは,結婚式終了後すぐに支払うことが一般的かもしれません。
BUT 引き出物のについては,もっと前に振込を完了しておく必要があることも多いのです。
「どれにいくらお金がかかっているのか」を確認するとともに、「いつ支払うのか」も合わせて確認し、カレンダーで支払日の確認ができるようにしておくといいでしょう。
支払いには,カードが使えることもありますが、結婚式の出費金額はいつもの買い物とは額が大きく違います。
自分のカード限度額内で支払いができるのかも確認しておく必要があります。
≪まとめ≫
結婚式の打ち合わせを進めていくと、何にどのような決断をしたのかがわからなくなってくることがあります。
好きなものばかりを選んでいたら、予算オーバーになっている人も多いのです。
ひとつひとつ自分で決めていくことも楽しい方法ですが、友人や親族の結婚式の中で気に入ったものがあれば、それをもとにして、必要な箇所だけ変更する方法をとると効率的に打ち合わせを進めることができます。