結婚式の日程や会場は,一般的に1年ほど前から決定して準備を進めていきます。
そのため、決定時には想像できなかった事態がおきることもあるのです。
とくに最近は異常気象といわれ、洪水や大型の台風により交通機関に影響がでたり、家が損壊したりしるニュースが頻繁にあります。
今回は,台風や大雨が多発する夏に結婚式を予定している人なら知っておきたい「想定外の対策」についてお話しします。
招待客の多くが住む地域の川が決壊しそう! 結婚式前日にできる対処とは
結婚式は,地方の親戚や古くからの同級生を招待します。
結婚式に出席するために遠方から新幹線に乗ってきてくれる招待客も多いのです。
BUT 最近は大雨や台風の影響が大きくなり「恵みの雨」「雨降って地固まる」とは言っていられない状況になっています。
「長い時間をかけて計画し準備してきた結婚式だから、多少無理をしてでも来てほしい」と思っても、やはり安全や命よりも優先される結婚式はありません。
ニュースで招待客の地域が大変なことになっていることを知った場合は,結婚式前日であっても「明日は無理しなくていいから」と一言伝えるようにしましょう。
親戚や古くからの友人は「一生に一度の結婚式だから無理をしてでも行かなくてはいけない」と思っているものです。
心の中では「キャンセルにならないかな」と思っていても、声に出すことができず迷っています。
主催者側から「無理しないで」と一言言ってもらえれば、「ごめんね」と言い出すことができるものです。
また、結婚する主役の友人ということは,同年代の人達が多いでしょう。
中には,小さな子どもを保育園や家族に預けて出席する人もいます。
BUT 自然災害のときには保育園は休園になり、預け先がなくなってしまうのです。
「来てほしい」という気持ちがあったとしても、相手の負担にならない気遣いはするようにしましょう。
自然災害でキャンセルまたは延期になるとき、気になることは費用ではないでしょうか。
結婚式場は,前もって料理の食材や花を手配しています。
交通機関の一時的な遅延で午前の披露宴を午後に延期する程度ならば、費用に影響はないでしょう。
BUT 結婚式自体をキャンセルする場合はキャンセル料が発生します。
結婚式場を契約するときにもらった契約書をよく読んで、キャンセル料を少しでも抑えられる段階で延期やキャンセルを決断することも、余計な出費を減らす対策の一つです。
結婚式当日に新郎もしくは新婦が急病! 結婚式はどうしたらいいのか
結婚式当日に新郎または新婦の体調が悪くなることもあります。
ちょっと体調が悪い程度ならば、休憩を頻繁に入れて乗り越えることもできるかもしれません。
その場合は,ウェディングプランナーに体調のことや配慮してほしいことを具体的に話しておく必要があります。
BUT 入院してしまったり、結婚式場に来られる状態ではないときにはキャンセルするしかありません。
どちらか片方が一人で結婚式をするのでは,あまりにも寂しいものです。
キャンセルが決まったら、招待客の移動が始まる前に連絡をとるようにしましょう。
結婚式場によっては,体の状態によってはキャンセル料をとらないこともあります。
結婚式当日に台風直撃予報! 交通機関に影響が出そうなときの対処とは
台風の進路は,数日前から予測が可能です。
Moreover 台風は直撃を受ける時間帯が限られています。
結婚式が午前中に行われる場合は,遠方の招待客は前泊して出席するものです。
移動中に台風の影響を受けそうならば、結婚式を午後に延期して当日に移動できるように配慮しましょう。
招待客は「こちらから連絡しては悪い」と思い、なかなか連絡してくることはありません。
当日になって結婚式場に「今日の結婚式はどうなりますか」と電話する人が多いのですが、天候が悪化しているときは,なかなか電話はつながらないのです。
午前の式を午後に延期する場合は,枠が限られているため早めに動く必要があります。
天候が悪化してからでは電話がつながらないのです。
「結婚式当日に台風が直撃するかもしれない」と思ったときには,早め早めに計画を練り直し、結婚式場のウェディングプランナーに「可能な変更アイデア」を提案してもらうようにしましょう。
結婚式は,一般的なイベントやパーティよりも準備するものが多いため、延期やキャンセルになると損害が大きくなる傾向があります。
少しでも無駄な出費や心配を減らすためにも想定外のことには,早めの対処が大切です。