結婚相手がマザコンだと、結婚後の嫁姑関係が難しくなるのではないかと気になる人も多いでしょう。
マザコン彼氏との結婚
確かに、親子の関係が良好なことはいいことですが、仲がよすぎてもお嫁さんの立場としては困ることもあります。
今回は,彼の一言から「マザコン度」を推察して、結婚に与える影響と対策を考えてみましょう。
悪い印象がある「マザコン」という言葉ですが、今回はマザコンのメリットについてもお話しします。
「おふくろは,もっとしっかり煮込んでいるよ」だって
手料理を作ったら「おふくろは,もっとしっかり煮込んでいるよ」と言われた!マザコン度高め?
結婚を前提につきあっていれば、彼に手料理を作る機会もあるかもしれません。
一生懸命に手料理を作って、彼に食べてもらったときに「おふくろ」という言葉は正直、聞きたくないでしょう。
BUT 男性は手料理と言えば「おふくろの味」が評価の基準になっているものです。
正直な人ほど「おふくろの味」と比べた感想を口に出してしまうのかもしれません。
「おふくろのは,もっと味が濃いよ」「おふくろは,和食しか作らないよ」のように、事実だけを言う程度ならば問題ないでしょう。
一方、「おふくろの味付けは,下手な料亭よりうまいよ」「今度、おふくろに料理を習うといいよ」など、彼女の手料理よりもおふくろの料理を高評価した感想を言われたときには注意が必要です。
母親の方が料理の経験は長く、味付けが上手であることは彼女だってわかっています。
母親を高評価したというよりも「彼女の料理を母親と比べて評価し、母親に勝利させた」ということが問題なのです。
嫁姑問題も気になるけど・・・
結婚すると、多かれ少なかれ嫁姑問題は勃発します。
そんなときに、あからさまに母親の味方につかれてしまっては困るのです。
手料理を食べたときにおふくろの味の方に軍配をあげる男性は,嫁姑問題がおきたときには頼りにならないかもしれません。
料理が下手な彼女ならば「一緒に料理を習いに行こうよ」「おいしいものが食べたいときには,一緒に外で食べてもいいね」のように、母親を登場させないコメントが言えるくらいの配慮が欲しいものです。
マザコン彼氏と結婚すれば母親もついてくる?
「マザコン度」は言葉だけでは見極めにくい!言葉と同時に彼の心の奥をチェック
彼とのデート中に、彼の口から母親の話題が頻繁に出てくるとマザコン度が高めのような気がするかもしれません。
BUT 母親好きな人のすべてが悪いマザコンとは限らないのです。
マザコンといわれる男性の中には,母親を女性の模範としてみている人とただ単に母親が好きな人の2種類があります。
ただ単に母親が好きなだけならば、なんの問題もありません。
彼の口から母親の話題
BUT 自分の母親を女性の模範としているひとは,彼女やお嫁んさんにも同等レベルの女性になることを求めてくる可能性があり、結婚後の生活にも影響を与えてしまうことがあるのです。
彼の口から母親の話題が出てくるときには,ただ単に大好きな母のことを話しているだけなのか、それとも「自分の母を目標としてほしい」という考えが込められているのかを見極めておくことが大切でしょう。
マザコンの男性と結婚するメリットとは
一般的にマザコンの男性は女性から避けられてしまう傾向がありました。
BUT 実はマザコンの男性と結婚するメリットもあるのです。
それは「女性を大切にする心」「家族を大切にする心」を持っていることです。
裏を返せば人にやさしいということ
マザコンの男性は,自分を育ててくれた母親に感謝して、大切に思っています。
マザコンの男性とは,自分に対してよくしてくれた人に感謝する心を持っている人なのです。
男性に限らず、自分の家族との仲がうまくいっていない人もたくさんいます。
原因はそれぞれであり、他人から見ただけではわからないことも多いものです。
BUT 家族は他人よりも関係が深く、すべてを知っている仲だからこそいざこざがあります。
いざこざがありながらも、大切に思い感謝できる「マザコン」は,実は心が大きな男性なのかもしれません。
マザコンの男性と結婚しても愛情は時間とともにお嫁さんに
結婚すれば、彼女から家族の一員に変わります。
ともに歳を重ねていくうちに、母親に向けられていた愛情と同等以上の愛情がお嫁さんに注がれていくことも多いのです。
ただ、マザコンの男性と結婚するときには,気をつけたほうがいいポイントがあります。
それは,絶対に母親の不満をストレートに口にしないことです。
マザコンの男性は,お嫁さんが好きでありながらも、同等に母親も好きなはずです。
好きな相手を悪く言われると、相手がまっとうなことを言っていたとしても感情的になってしまうことがあります。
マザコンの男性と結婚するデメリットとは
母親を女性の模範としている男性と結婚してしまった場合は,苦労してしまうかもしれません。
なぜならば、そういう男性はお嫁さんの言動のすべてを自分の母親と比べてしまう傾向があるのです。
毎日の生活のすべてを彼に判定されるようでは,息が詰まってしまうのも時間の問題です。
ただ単に母親が好きなマザコンでない場合は,結婚は急がずに同棲からスタートしてみてもいいかもしれません。
母親の息子への干渉
また、同棲中に母親がどの程度口出しをしてくるかもチェックしておきましょう。
悪い意味でのマザコンは,彼が母親を高くみているだけでなく、母親側も息子に必要以上に干渉してしまう傾向があるのです。
親子がどの程度影響を受け合ってるのかを探ってから結婚を決めても遅くはないのではないでしょうか。
マザコンと大人になれない男性ではない
「マザコン」と「大人になれていない男性」を同じ意味に捉えてしまっている女性がたくさんいます。
BUT マザコンと大人になれない男性とは,全く違う意味です。
マザコンであっても、親子それぞれが精神的に自立できている場合は何の問題もありません。
結婚を前提にお付き合いするならば、思い切って彼の母親と接する機会を増やし、彼の母親の考え方も知っておくといいかもしれません。
婚活 マザコン男
昔のように子だくさんではなくなり、母親と息子のつながりが濃厚であるのが当たり前となった現代。
ママ大好き、息子ラブのマザコン親子の存在は,あまり珍しい話ではありません。
マザコン親子は親子関係としては良好なのかもしれませんが、マザコン息子と付き合う彼女や奥さんになる人にとっては,なかなかきつい話であることは否めません。
では,女性は相手が母親が嫌いな男性だったら、マザコン問題から解放されるのでしょうか?
マザコン男の方が楽な場合も
いや、これが意外とそうでもなく、仲良しマザコン男よりも母親に対してトラウマを抱えた男性の方がもっと厄介だったりするのです。
一言で母親と言っても、当然、母親になるための適性検査を突破した女性だけが母親になるわけではなく、母親に向いている人もそうでない人も子供を産んだら誰しもが「母親」になってしまいますから、「母親業」が下手なタイプの女性の元に生まれてしまった子供はなかなか大変な思いをすることとなります。
子供は親を選べませんから、当然子供に責任はないのですが、外れくじを引いたとでも言いましょうか、彼らは生まれた時点でハードモードの子供時代を割り当てられてしまいます。
毒親とは?
最近では,親なのに子供に悪影響を与える親である「毒親」という言葉も認知されつつありますが、いわゆる毒親の元で育てられてしまった子供は大人になってもなかなか親に与えられた悪影響から逃れられないこともあるようです。
実際、結婚適齢期を過ぎても、わりと好条件なのに独身でいる男女には毒親持ちが少なくありません。
なぜなら、彼らは子供時代に「幸せな家庭」というものを味わうことなく大人になってしまったため、結婚についてポジティブなイメージを持つことができないのと、「幸せな家庭」というものがどういうものなのかを知らないため、どう構築したらいいのかがわからない、その手法を全く知らないため、自分も親と同じことをしてしまうのではないかとの不安から結婚になかなか踏み切れないというパターンに陥りやすいようにも思います。
婚活 マザコン男より要注意人物
不幸だった子供時代を糧に社会的には成功した男性であっても、
子供時代のトラウマからはなかなか逃れられないようで、哀しいかな、いい歳したおじさんになっても、それは変わらない、いや変われないケースが少なくないように感じます。
同じ毒親持ちでも娘の場合はわりとドライといいますか、どこかのタイミングで母親に愛情を求めても意味がないことを悟り、どこかで割り切る場面があるように思いますが、息子の場合は永遠に母親の愛情を求めてしまう傾向があるように思います。
本人たちはそんなことはないと否定しますが、傍から見ると一目瞭然なケースが多いです。
昔の彼氏は,母親にトラウマを抱えている男
以前、私自身、この手のタイプの男性とおつきあいしていたことがありましたが、ママ大好きのマザコン男性と対極で、大嫌いな母親の話をことあるごとに持ち出します。
まず、最初のデートで自分は母親が大嫌いだという話をさんざん聞かされ、常に「母親は最悪だ」と言っていました。
母親が嫌いなのは仕方ないとしても、やたらと話題に出すということはそれだけこだわってしまっているということになります。
何かにつけて「母親はこうだったから、こういうことはしないでほしい」等、
当時、彼女であった私に事あるごとに言っていましたし、まったく彼の母親には関係のない話でも「それじゃ、俺の母親と一緒だ!」等、何かにつけて彼の母親の話にこじつけられてしまって、話し合い自体が不能になることが多々ありました。
婚活 マザコン男と毒親持ちの息子
嬉々として「かあちゃんが・・・」と自分のママの話ばかりをする典型的なマザコン男性も困りますが、母親にトラウマを抱えている男性はもっと、何といいますか、トラウマがさせることだとは一定の理解はするものの、しつこく且つあまりに感情的で論理が飛躍するので、こういったタイプの男性と幸せなくつろげる関係を構築することは困難だと感じる場面が多くありました。
一生、彼女や奥さんを通して、母親と戦うことが無意識のうちに人生の目的になってしまっているのではないかと思うほどでした。
俺は外れの親を引いてしまった・・・
子供は親を選べませんから、とても気の毒な話ではあるのですが、
「俺は外れの親を引いてしまった子供なんだ。残念!」
と毒親持ちの息子はどこかのタイミングで強い意志を持って、母親に対する思いに区切りを付けて、母親と心の決別をしないと、自分自身が幸せになれないようにも思います。
婚活で母親にトラウマを持っている男性だったら・・
彼女なり奥さんなりも人間ですから、いつまでも男性のいわゆるママ大好きのマザコンとは真逆の意味でのマザーコンプレックスに付き合うことはできません。
せっかく新しい人生があるのに、暗い過去と言える母親の話を持ち込むのは,とても非建設的な話ですし、それをしたところで誰も幸せになりません。
毒親持ちで母親にトラウマを持っている男性も今後は幸せになりたいのなら、どこかのタイミングで「息子」である自分から抜け出す作業が必要なのかもしれません。